「記憶力が衰えてきた気がする」
「物忘れを指摘されることが増えた」

と思っていませんか？
年齢を重ねて記憶力が明らかに衰えてきて、仕事に影響があるとき、どのよう対策ができるでしょうか。いくつかのヒントを見ていきます。

まずはメモを取ることを心がけてください。ちょっとした用事、やるべき仕事、人に伝えるべき内容など、すべてメモを取って見返すことで、記憶力に頼らない仕事の進め方が可能になります。自分の記憶力を過信せず、むしろあてにならないと思うぐらいでちょうどいいかもしれません。

大切なのは「記憶力に自信を持つ」ことではなく、仕事が円滑に進むことなのですから、メモの習慣はとても大切です。ちょっと質の高い紙を使ったメモを買ってくるのもおすすめです。ペンと紙にこだわれば、メモを取るのが楽しくなります。

記憶力や精神の力というものは、削られていきます。日々の雑事に翻弄されていると、雑務が自分の記憶力のスペースを占め、空間を圧迫して記憶力が下がるのです。そうであれば、雑務は自動化・機械化してしまいましょう。いまは便利な道具が沢山ありますので、お風呂だって自動で沸かせますし、掃除も勝手にしてくれます。洗濯物だってスイッチを押すだけで乾燥まで仕上がります。

そして限られた記憶力を仕事に投入すれば、記憶力が少し不安でもまだまだ補えます。

記憶力を向上させるサプリメントはあまり効果がないといえるでしょう。サプリは体に必要な成分に近しい成分を経口摂取するものですが、必要な栄養素を飲んでどうにかなるというわけでは必ずしもないのです。

気休めとまではいきませんが、サプリは民間療法的な部分が多くそのほとんどは迷信です。ツバメの巣やブルーベリーなど、効果がありそうな感じがする雰囲気が主成分です。よって記憶力が衰えてきたときにサプリを飲んでもあまり思ったような感じは得られないかもしれません。

記憶力が衰えてきたと思ったとき。何より大切なのは「記憶力が衰えたかも」と自覚することそのものなのです。自分で自分の変化を知ることで対策が打てますし、まわりに頼ることもできます。自分の衰えに気がつかない方が迷惑をかけるのです。

周囲とうまくやっていつまでも元気で働くために、記憶力のちょっとした衰えに気付き、ぜひ工夫で乗り切ってください。