空前の副業ブームです。あちこちで副業がとりざたされています。
給料が上がらず勤め先、公務員以外の民間企業が副業を解禁しているのと、副業マッチングサイトなどのプラットフォームが整備されたのと。副業をする体制が整っています。若い人にとってはダブルワークでキャリアを2方向に伸ばすことが安定にもつながるという考え方なのかもしれません。

では、施工管理の仕事をしながら副業はできるのでしょうか？ いくつかのパターンに分けて考察してみます。

最初に考えられるのが、ダブルワークで建築関係の副業をするということです。これは一見すると合理的に考えられますが、同業他社の仕事を手伝うことになるのでよくありません。機密の管理、情報管理、トラブル防止などの観点から、避けるべきでしょう。

そもそも、体力が続かないと思います。どちらの仕事も中途半端になってしまって結局どちらでも成果がでない、なんてことが十分考えられるので、同業他社の仕事を手伝うのはよくありません。

では、考えられるのがまったく関係ない世界の副業をするという手です。といっても、ゼロからできて稼げる仕事があるほど世の中甘くないので、あまり稼ぎの1手段として真剣に考えるのではなく、気軽な感覚で仕事するのがいいかもしれません。といっても仕事は仕事ですから無責任はいけません。

関係のない世界の副業とは、たとえばクラウドソーシングでコラムを書いたり、アンケートに答えたりといった、気軽な副業です。これならそれほど体力は持っていかれませんが、パソコンのスキルはある程度ないと難しいかもしれません。

もっともよくないのは本業に悪い影響を与える副業です。へとへとになって本業に悪い影響を及ぼすと、何のための副業かわからなくなりますし、施工管理でせっかく築き上げた信用がボロボロになってしまいます。

よって基本は副業は行わない方が無難です。あなたの大切な経歴が悪影響を受ける恐れがあるからです。どうしても行いたいなら、せめてコラムを書くとかアンケートに答えてポイントをもらうとか、簡単にできるものにしましょう。それでも給料以外のお金が入ってくるのは十分楽しいですよ。

基本的に本業をしっかり頑張っていただき、十分すぎる給料を受け取ってその範囲内でやりくりするのが良いのではないでしょうか。