いま、現場仕事はたくさんのチャンスがあります。日本は空前の不動産好景気です。とくに東京の都心部は不動産のニーズが高く、人件費も材料費もすべて高騰し、マンションの値上がりも続いています。コロナ禍で落ち込んだと思われた不動産価格もまったく衰えることがなく、便利な場所に住みたいというニーズはとても強くなっているのです。

「便利な場所、より快適な場所に住みたい」

という思いは、日本人だけのものではなく、世界共通です。海外でも、とくにアジア圏ではマンションニーズが強く、人々が高層マンションに憧れる感情も強くなっています。そのため、高層マンションの建築が日本では想像がつかないペースで進んでいます。

ただ、アジアで現場仕事として働くのは、不安もあるかもしれません。しかし実際にはアジア圏はとても住みやすく文化も親しみやすく、何よりとても発展しているので、下手すれば日本の地方都市よりも都会です。勢いよく進むアジアの発展に飛び乗ってみませんか。

海外の現場仕事には、不安もつきものですよね。具体的にどのような不安があるでしょうか。考えられるところは、以下が挙げられます。

・言語・・・言葉が通じないという不安
・仕事の進め方・・・仕事や物事の手順が異なり、いままでの技術が通じないのではないか、という不安
・水・・・水が合わず、おなかを壊すのではないかという不安
・衛生面・・・衛生が行き届いておらず、不快なのではないかという不安
・不便さ・・・不便なのではないかという不安
・人・・・人が好意的ではないかもしれないという不安
・治安・・・犯罪発生率が高いのでは？という不安

これらの不安は、少し前のアジアのイメージではないでしょうか。基本的にアジア圏は文化の違いは多少あれど、親日的な方が多いです。

英語を学んでいる人、もともと話せる人がとてつもなく増えています。なぜなら、コロナ禍の前までは、観光で来られる欧米の方々に案内をしたり、販売したりしていた人がとても多くいたからです。そうした方々から英語を学んだり、直接商売したりして、英語話者が非常に多いので、あまり心配はありません。

まったく仕事のやり方やプロセスが違うのではないかという不安は、ほぼありません。建築や土木、電機といった、いわゆる現場系の仕事は、日本が圧倒的にリードしており、日本の技術をお手本にして、諸外国は仕事を進められます。

よって、あなたが仮に海外で働くのであれば、お手本にされる立場です。仕事のやり方・進め方を伝えていく側ですので、リーダーの不安はあっても、合わないという不安はほぼないでしょう。

不衛生で体を壊すのではないか、という不安に関しては、杞憂です。かなり衛生環境は改善しており、路上の埃がすごいので体を壊したとか、水があわなくておなかを壊して寝込んだとか、そういうことはほぼ起こらなくなっています。

ただ、上下水道の関係から、飲料水はミネラルウォーターを使いましょう。

同様に、不便だというのもの、ちょっと前のアジアに対するイメージです。いまはとても便利で、大都会がたくさんある感じなので、逆にとても便利すぎるぐらいではないでしょうか。コンビニだってありますし、朝から屋台も開いているので朝ご飯だって外で食べられます。

そして、大切な人との関わりや、日本人だからお金を持っていて狙われるのでは？という不安。それらもいまは大きな誤解です。むしろ、海外の方々の方がリッチで、しかも元気だといえます。お金はさておき、経済に勢いがあるので、エネルギーに満ちているのです。その強烈なエネルギーを受け止められるだけでも、とても価値があるのではないでしょうか。

治安も、あまり不安はありません。若い女性が真夜中にひとりでうろうろ・・・などでない限り、問題ないです。

海外で働くという選択はとても不安がありますよね。ただ、不安は情報収集と準備で解消できます。まずは情報を集めること。経験のある人に聞いたり、インターネットで検索してみたり、専門の会社に問い合わせたりするのも効果的です。

また、備えあれば憂いなしというぐらいですから、準備次第で大きく不安は解消されます。情報収集と入念な準備で、不安を乗り切りましょう。やってみると意外とたいしたことはなく、またグローバル化が進んでいますので、日本との違いはそれほど感じなくなっています。

そして、何より不安に飛び込み、未来を作っていくのは自分自身です。アジアのとてつもない勢いを感じながら、不安を希望に変えて、進んでいただきたいと感じます。

現場の仕事なら、リーダーシップをもって仕事を進めつつ、発展を体で感じられるので、とても意欲的なあなたにぴったりです。