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ベテランこそ学びたい、現代のチームワークのコツ

現代の若者を指揮するのは難しいといわれます。何をいってもハラスメントと騒がれ、少しでも乱暴な対応は厳禁。女性も増え、コミュニケーションにデリカシーや繊細さが求められて久しいです。

そんな時代に、ベテランはチームをどう作っていけばいいのでしょうか? 今回はベテランがいま学ぶべきチームビルディング=人間関係構築についてお伝えします。

チームはWHYを大切にする

良好なチームワークを築くためには、なぜチームで仕事をするかというWHYを大切にする必要があります。建築の世界は職人気質の方も多く、個々がバラバラの動きをしがちでまとまるのが大変です。それはもうあなたは十分な理解をし、ご苦労もなさっていることだろうと思います。

WHY、つまり「なぜ」を大切にしなければなりません。なぜを言語化して共有する必要があります。

なぜチームが必要なのか。
なぜ仲間でなければならないのか。

もちろんベテランのあなたには「なぜ」の理由が見えていると思います。大きな仕事をするためであり、誰か仲間の助けを得なければ進められないほど巨大かつやりがいのある仕事であり、チームは仕事を進めるための【手段】であること。

これらを最初にきちんと言語化し、伝えていかなければなりません。

言葉にすることの大切さ

自分のなかでしっかりと言葉にし、ちゃんと伝える。標語にして貼っておいてもいいと思いますし、朝礼でくり返しみなに伝えてもいいと思います。
伝えて納得してもらう。なぜ伝えることが大切かというと、バラバラの烏合の衆ではなくしっかりと想いを同じにした仲間になるために。言葉にして伝えるという行為を惜しんではいけないと考えます。

チームワークとは、結局のところ人間関係の構築です。なぜチームが必要なのかは何度も何度も仲間に伝えてください。

「ハラスメント!」と呼ばれないために

セクハラ、パワハラ、モラハラ・・・。にとどまらず、現代にはたくさんのハラスメントがあります。ラーメンを強制するヌーハラまであります(ヌーハラはジョーク半分でしょうが)。

ハラスメントと呼ばれないためには、相手の立場に立ってみることと、ある程度「見捨てる」ことが大切です。親身になりすぎるからこそ距離を間違えてハラスメントになってしまうので、若くて繊細で傷つきやすい人はそっとしておきましょう。こちらから積極的に関わって、仕事を教え、慕われて、関係を作っていきたいところですが、いまの若者はもっとアッサリしています。

そして、嫌なことがあるとすぐに逃げ出す習性を持ちます。よって、ある程度教えたら、あとは黙って見守ることが現場にも求められるのです。

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